つがわ式の第11章のタイトルは
「質問と回答」です。
全18ページ。
ということで、前回同様、質問と回答集です。
この章と前章は「質問と回答」だけなので、
勉強法や記憶法としてのまとまりはありません。
しかし、今回の章は少しまとまりがあるともいえます。
というのも、一つの質問が長いものがあって、
その長い質問の内容がわりとまとまっているからです。
ただ、「記憶法」というものを求めているなら
この辺りはイマイチ違うなーと感じてしまうでしょう。
記憶法ついでに言うと、
つがわ式は理解に重点を置いた左脳的な
学習法なため、東大記憶法で
いうところの無意味記憶の概念がありません。
一般に記憶法や記憶術と言われるものとは
印象が異なるため、注意が必要です。
なので、右脳系の記憶術でできるものを、
左脳系の勉強法では「できない」と言い切って
しまっている部分が、右脳系の記憶術ができる人には
かなり引っ掛かる点だと思います。
基本的に右脳系はイメージや
感覚で記憶することを重視します。
できない人には曖昧な記憶に感じると思いますが
できる人にはものすごく便利な方法です。
右脳的な記憶をマスターしていくと、
左脳的な記憶のほうが曖昧に感じてくる
人も多いと思います。
左脳系の記憶法は理解と反復中心で
行いますが、その他のテクニックも駆使して
効率を重視した勉強法になります。
この効率部分はすぐできるものと、
すぐにはできないものに分かれます。
パターンを見出して効率を高める
勉強の仕方は勉強の数をこなさないと
なかなか見えてこないので、これも
すぐにできるものでは無いといえます。
つがわ式の記憶法は、
わりと短いページ数で考え方を学べるので
すぐに試せますが、「それだけ」でもあるので、
深みと更なるレベルアップや飛躍的な
能率アップなどは望み難いと感じます。
つがわ式の教材の中で書かれている印象では、
結構勉強量も求められるので、購入検討の際には、
その辺りは考慮してもらった方が間違いは
起こりにくいと思います。
しかしながらこの章の「質問と回答」は
結構内容が濃いとも感じました。
質問者がこういうやり方でやっています。
というのを長々と書いていて、例としてどちらの
取り組み方がいいのかというのを順を追って書いています。
それがいままでのつがわ式記憶法の内容の実践的な
まとめになっているので、内容が濃いと感じたわけですね。
津川さんもこの取り組み方について
悪いといっていないので、参考になるはずです。
やはり実際にやっている人の流れを知るのが重要だと思います。
そうしないと知識がまとまりにくいですしね(笑)
ということで、つがわ式記憶法の第11章は
こんな感じでした。
参考にしていただければ幸いです。
とも